チャプター 53

帰って着替えるのも億劫で、セリアと私はそのまま近くのショッピングモールへ向かい、今夜のパーティー用にカクテルドレスを選ぶことにした。私は赤のオフショルダーを手に取った。

着てみると、セリアは私の周りをぐるりと、きっちり三周も回ってみせた。「エンバー、断言するけど、そのドレスはあなたのために作られたみたい。今夜の会場、男たちがみんなメロメロになるよ」

「しっ」私はセリアに口止めの仕草をした。

セリアは大きな子犬みたいな目で、きょとんとして私を見つめる。

「男の子が好きな男の子だっているかもしれないでしょ。そういう決めつけはよくないの」わざと声を落として言った。

セリアは私の肩を小突いた...

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